その熟女と会える掲示板で出会った熟女はわたしの町に出向で来ている人でした。
一定期間。といっても中途半端に長い時間ここで暮らすのに家ではなくホテルとは名ばかりの宿舎で寝泊まりしているとのことでした。
その人の仕事は町にはかかせないもので今の業務が完了すれば町の人はとても助かります。
熟女は２年経ったらあなたも私に感謝すると思うよ。とよく言っていました。
いわゆる上に立つ人のようで現場を管理するのは大変らしく会うといつもぐったりしていました。
わたしと会うことで癒される。と言ってくれて美味しいごはんを奢ってくれました。
熟女はバツイチで元旦那さんと娘さんのことをよく話していました。
それはほとんど悪口だったけれど熟女が元の家族に未練があることはすぐにわかりました。
仮住まいのような暮らしは相当きつかったのだと思います。
顔も悪くなかったしわたしに対していつもちゃんと気をつかってくれたしお金持ちだしきっとこういう人と付き合えば幸せなんだろうなぁと思うのに
どうしても好き という気持ちになれず好きになれないまま会い続けるのが苦になってきました。
でも断る理由が見つからなくて誘われるたび焼肉を食べたり温泉に行ったりとにかく奢ってもらっていました。
他に相手がいたわけでもなかったしそのままでもよかったはずだけど考えた末にお別れを言いました。言い出すのがすごく辛かった…
熟女は残念がってくれながらもわかったと言ってしつこく付きまとったりもせずまたいつかごはんぐらい行きましょう。とさわやかに言ってくれました。
業務が完了した頃なので時々思い出します。

山形県 男性 20歳 会社員